厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、清掃・ビルメンテナンス業の就業者数は全国で約50万人に達し、オフィスビル・商業施設・病院・ホテル・学校など社会インフラを支える職種として安定した需要が続いている。エン転職では「東京ミッドタウンなど三井不動産管理物件の清掃員・初年度年収414〜470万円・学歴不問・未経験OK」など好条件の求人が掲載されており、「学歴不問・資格不問 ・経験ゼロからスタートできる」職種の中で最も安定した需要がある仕事の一つだ。 この記事の内容 清掃員の仕事内容と職場の種類 学歴・資格不問でも働ける理由 給与・年収の相場 求人の探し方・転職のコツ 職場別比較表 清掃員の仕事内容と職場の種類 床・窓・トイレ・共用部の清掃から特殊清掃まで——職場によって全く異なる清掃の世界 清掃・施設管理・軽作業の求人一覧を見る → 清掃員の主な業務は、担当する施設によって異なる。「ビル・オフィス清掃」はエントランス・廊下・トイレ・会議室・エレベーターなど共用部分の日常清掃が中心で、モップがけ・掃除機・洗浄機を使いながら清潔な空間を維持する。「ホテル客室清掃(ハウスキーパー)」はチェックアウト後の客室のシーツ交換・ベッドメイク・バスルーム清掃・備品補充などを担当し、次のお客様を気持ちよく迎えるための重要な役割だ。「病院・福祉施設清掃」は感染対策・衛生管理が特に厳しく、消毒を含む専門的な清掃技術が求められる。 「学校・教育施設清掃」は授業後や夏季・冬季・春季休みに集中して行われ、規則的な勤務スケジュールが組みやすい。「商業施設・ショッピングモール清掃」はトイレ・フードコート ・駐車場など広大なエリアを複数のスタッフで分担して清掃する。「特殊清掃」は遺品整理・孤独死現場・害虫駆除・エアコンクリーニングなど一般的な清掃では対応しない特殊案件を専門に担い、単価が高く専門業者への需要が拡大している。近年は高圧洗浄機 ・床洗浄機・自動清掃ロボットなどの機械操作を担うポジションも増えており、機器の扱いが得意な人材が重宝されている。 Indeed JP — 清掃員・ハウスキーパー・ビル清掃の求人を施設種類・地域・給与で検索 学歴・資格不問でも働ける理由 スキルゼロOK・当日研修で即戦力——年齢・性別・学歴を問わない数少ない職種 警備員など他の未経験OK職種も見る → 清掃員が学歴・資格不問で働ける理由は明確だ。清掃の基本技術(モップの使い方・洗剤の種類・清掃手順)は入社後の研修で習得できるため、入職前のスキルはほぼ問われない。エン転職に掲載されている大手清掃会社の求人では「スキルゼロからのスタート大歓迎・2か月の研修施設でじっくり学べる」と明記されており、未経験者の採用を積極的に行っていることが分かる。年齢制限も緩く、50代・60代の採用実績が豊富な職場も多い。 入職後にキャリアアップを目指す場合は「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」「清掃作業監督者」「建築物清掃管理評価資格者(インスペクター)」などの国家資格・業界資格の取得が有効だ。大手清掃会社では資格取得費用を会社が負担する制度を整備しており、エン転職の案件でも「国家資格も取得できます」と明記されている。清掃リーダー→現場責任者→スーパーバイザー→支店長クラスへとキャリアアップすると年収500〜600万円を狙えるポジションも存在する。マイナビ転職では「未経験でも月給30万円・残業ほぼなし・日勤のみ」の案件が確認でき、清掃業界の待遇改善が進んでいることが分かる。 給与・年収の相場 正社員で年収280〜470万円——早朝・深夜手当で収入アップも狙える doda — 清掃業・ビル管理・ホテル清掃の年収診断・転職求人を検索 清掃員の給与は雇用形態・職場の種類・勤務時間帯によって異なる。パート・アルバイトは時給1,000〜1,300円が相場で、早朝(5〜8時)・深夜(22時以降)の時間帯勤務では時給割増(25%増)が適用されるため実質的な時給が上昇する。正社員の場合は月給20〜26万円(年収280〜360万円)が一般的な相場だ。大手清掃会社(東芝ビルテック・日本管財・グローブシップ等)の正社員は賞与・退職金・社会保険完備で年収350〜470万円を実現している案件も多い。 エン転職に掲載の三井不動産関連施設の清掃員求人では「初年度年収414〜470万円・月給21万円以上・賞与年90万円以上」と業界水準を大きく上回る好条件が確認できた。ホテル客室清掃(ハウスキーパー)は1室あたりの単価制(1室500〜1,500円)のケースも多く、作業が速い人は時給換算で2,000円超を稼ぐこともある。清掃リーダー・現場責任者クラスになると年収380〜500万円が相場で、資格手当・役職手当が加算される。dodaには清掃業からホテル清掃管理者・ビル管理職への転職案件も掲載されており、スキルアップによる年収アップのルートも整備されている。 求人の探し方・転職のコツ 早朝・短時間・週2日など柔軟な条件で探せる——大手施設の求人は待遇が特に良い マイナビ転職 — ハウスクリーニング・ビル清掃の転職求人を給与・時間帯・地域で検索 清掃員の求人を探すコツは3つある。第一に「勤務時間帯と施設の種類を先に決める」ことだ。早朝のオフィスビル清掃(6〜9時・3時間)・日中のホテル客室清掃(9〜17時)・深夜の商業施設清掃(22〜5時)など、希望する時間帯によって応募できる求人が大きく変わる。ライフスタイルに合った時間帯を明確にしてから求人を絞り込もう。第二に「大手施設管理会社・不動産会社の清掃部門を狙う」ことだ。三井不動産・東急不動産・住友不動産などの大手が管理する施設の清掃職は待遇が良く、賞与・社会保険・退職金が整っている。…